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面白い研修ゲーム14選|目的別の選び方と効果を解説

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面白い研修ゲーム14選|目的別の選び方と効果を解説

【執筆・編集】コラム編集チーム コンテンツ担当
企業の人材育成や組織づくりに役立つテーマを中心に、記事制作・情報発信を行っています。

社員研修の企画を考えると“今年の新人研修、また去年と同じ内容でいいんだろうか”と思っている担当者もいるでしょう。受講者アンケートの自由記述欄には、眠かった、長かった、覚えていないなど書かれているかもしれません。せっかく時間とお金をかけているのに、終わった瞬間に忘れられてしまう研修。これを変えたくて、面白い研修ゲームを探し始める方は少なくないはずです。

実際、ゲームを取り入れると参加者の表情は変わります。発言が増え、会話が生まれ、会場の空気も一気に活性化します。しかし、ここで注意したいのは盛り上がることと、学びが残ることは必ずしも同じではないという点です。

記憶に残り行動を変える面白い研修ゲームに共通するのは、受講者が能動的に頭と手を動かす設計と、終わったあとに気づきを言語化する振り返りの組み合わせです。盛り上がりだけを狙うと、その日の表情は作れても翌週には消えています。

取り上げるのは、アイスブレイクからコミュニケーション、合意形成、チームビルディング、オンライン対応まで、目的別に厳選した面白い研修ゲームです。なぜゲーム研修が記憶に残りやすいのか、選び方で外せないポイント、目的別の組み合わせ方も含めて、研修企画の現場で使える形にまとめました。

研修ゲームとは?面白さの先に学びがある

研修ゲームとは、コミュニケーションや合意形成、チームビルディングなどの学習目的を達成するために、ゲーム要素を組み込んだ学習手法のことです。参加者同士が協力したり競争したりしながら課題に取り組むことで、知識だけでなく行動や考え方の変化を促します。

面白い研修ゲームに共通するのは、参加者が受け身にならないことです。講師の話を聞くだけではなく、自ら考え、話し、試し、失敗しながら学びます。だからこそ、学んだ内容が記憶に残りやすく、実際の職場でも活用されやすくなります。

一方で、ゲームなら何でもよいわけではありません。チーム対抗で大いに盛り上がったとしても、その体験が仕事や組織の課題と結びつかなければ、一時的なイベントで終わってしまいます。重要なのは、ゲームのなかで何を体験し、そこから何を学ぶかです。

そのため、多くの研修ではゲームそのものだけでなく、終了後の振り返りが重視されます。なぜその行動を取ったのか、どのようなコミュニケーションがうまく機能したのか、それは職場でどのように活かせるのか。こうした対話によって、体験が学びへと変わります。

つまり、研修ゲームの価値は盛り上がりそのものではなく、参加者の主体的な関与を引き出し、学びを実務につなげる点にあります。その視点で選ぶと、同じゲームでも効果は大きく変わります。

なぜ研修にゲームを取り入れると効果が出るのか

研修にゲームを取り入れると効果が出る理由は、能動的に学んだ内容のほうが、座って聞くだけの学習に比べて記憶に残りやすいからです。この考え方は、人材育成や教育の分野でも古くから指摘されてきました。『ラーニングピラミッド』として知られる図では、講義の定着率が5〜10%、議論や体験・人に教える学習は50〜90%とされ、広く引用されています。ただしこの数値自体に明確な実証データはなく、提唱元とされるNTL(米国の研修・行動科学の研究機関)自身も根拠データの不在を認めています。あくまで能動的学習の優位性を象徴的に示すモデルと捉えるのが適切ですが、参加型の学習が成果を高めること自体は、多くの実証研究で繰り返し確認されています。

記憶に残るから行動が変わる

ゲーミフィケーション(ゲーム要素を学習に組み込む手法)を取り入れた学習と、講義や教材中心の学習を比較した3年間の追跡調査(Lampropoulos & Sidiropoulos, 2024/高等教育の学生約1,000名対象)では、ゲーミフィケーション型のほうが学習内容の定着率が高い傾向が確認されました。学習当日に覚えているかではなく、時間が経っても残っているか。ここに違いが現れます。

人は説明を聞いただけの内容よりも、自分で考え、議論し、体験したことのほうを覚えています。研修ゲームは、参加者を傍観者ではなく当事者に変える仕掛けです。だからこそ、その場の出来事が記憶に残りやすく、職場での行動にもつながりやすくなります。

内発的動機が引き出される

ゲーミフィケーションは学習者の内発的動機、自律性、関係性を高める傾向があることが、35件の研究を統合したメタ分析で報告されています(Li, Hew & Du, 2024)。やらされている感が消え、自分から関わりたくなる。これがゲーム研修の効果の中核です。

参加者が主体的に関わるほど、学習効果は高まりやすいとされています。ゲーム研修が注目されるのは、楽しさそのものではなく、その主体的な関与を引き出しやすいからです。

こうした考え方は、参加者同士の対話や体験を重視するワークショップにも共通しています。ゲーム研修とワークショップは手法こそ異なりますが、どちらも受講者を受け身の聞き手ではなく、学びの当事者に変えることを目的としています。

関連記事:【ワークショップとは?意味と種類・進め方をわかりやすく解説】

アイスブレイク向けの面白い研修ゲーム

アイスブレイクとは、初対面同士の緊張をほぐし、参加者同士の距離を縮めるための手法です。短時間でも全員が話したり動いたりできるゲームを選ぶと、その後の研修に参加しやすい雰囲気をつくれます。

バースデーライン

バースデーラインは、参加者同士が一切会話をせず、自分の誕生日(月日)をジェスチャーで伝えながら、1月1日から12月31日まで順番に並ぶゲームです。たとえば3月なら指で「3」を示し、15日なら「15」を表現するなど、身振り手振りだけで意思疎通を図ります。所要時間は5〜10分、人数は10〜30人程度が目安です。

バースデーラインの目的は、参加者同士の緊張をほぐし、自然なコミュニケーションを生み出すことです。全員で一つの課題に取り組むため、初対面同士でも協力が生まれます。ゲーム終了後には「何月ですか?」、「惜しかったですね」といった会話も自然に始まりやすく、新入社員研修やキックオフ研修の導入によく使われます。

共通点探しゲーム

共通点探しゲームは、3〜5人のグループで、メンバー全員に共通する事柄をできるだけ多く見つけ出すゲームです。“全員犬を飼ったことがある”、“全員出身地が太平洋側”のように、意外な共通点を探します。10分程度で実施でき、参加者同士の距離を縮めやすいゲームです。

人は共通点を見つけた相手に親近感を持つ。この心理を利用してメンバー間の距離を縮める仕掛けです。ある営業所長は、新メンバーが配属されるたびに必ずこのゲームをやると言っていました。“出身校が同じ”とか“同じバンドが好き”が見つかると、その後の会話のしやすさが違うのだそうです。

漢字一文字自己紹介

自分を表す漢字一文字を選んで、その理由を語る形式の自己紹介です。所要時間は1人あたり1〜2分。準備が不要で、一人ひとりの考え方や価値観を知るきっかけになります。

ふつうの自己紹介は、名前や部署、趣味を伝えて終わることが少なくありません。一方で、「挑」「楽」「縁」など、自分を表す漢字を選んでもらうと、その人が何を大切にしているのかが見えやすくなります。同じ漢字でも選んだ理由は人によって異なるため、参加者同士の理解を深めるきっかけにもなります。

コミュニケーション能力を鍛えるゲーム

コミュニケーション能力を鍛えるゲームとは、伝える力、聴く力、質問する力を、実際に手と口を動かしながら磨く演習のことです。コミュニケーションは知識として理解するだけでなく、実際にやってみることで初めて難しさや改善点に気づけます。

図形伝達ゲーム

ペアになり、片方だけが図形を見て、それを言葉だけで相手に伝えて再現させるゲームです。聞き手は質問してはいけない、というバージョンと、自由に質問できるバージョンの両方をやると、一方通行の伝達と双方向の伝達の差が体感できます。短時間でも実施しやすく、コミュニケーション研修の定番として広く活用されています。

このゲームは、報連相や情報共有の研修でもよく活用されます。伝えたつもりでも相手には違って伝わることや、前提の共有が不足すると認識のズレが生まれることを体感できるからです。完成した図形を見ながら、どこで認識がズレたのか、どの説明が分かりにくかったのかを具体的に振り返れるため、コミュニケーションの改善点を話し合いやすくなります。

ジェスチャーゲーム

お題を身振り手振りだけで表現し、チームメンバーに当ててもらうゲームです。所要時間は20分前後、5〜6人のチームで競う形式が盛り上がります。

意思疎通ゲームとしては定番ですが、お題を面白くする工夫がカギです。身近なシーンや仕事に関するテーマを取り入れると、参加者が表現しやすくなります。言葉を使わずに伝える難しさや、相手との認識のズレを体感できるため、コミュニケーション研修にも活用できます。

質問ゲーム

ペアになり、片方が3分間ひたすら相手に質問をし続けるゲームです。質問された側は答えるだけ、質問する側は相手の答えを深掘りすることだけに集中します。役割を交代して計6分。

普段、質問しているつもりで実は誘導していたり、自分の意見を挟んでしまったりする癖が浮き彫りになります。コミュニケーション研修ゲームのなかでは地味な部類ですが、自分の聞き方の偏りに気づける仕掛けとして良いです。

合意形成を学ぶコンセンサスゲーム

コンセンサスゲームとは、与えられた状況下で複数のアイテムや選択肢に優先順位をつけ、メンバー全員の合意で一つの結論にまとめる演習のことです。多数決ではなく合意形成(コンセンサス)でまとめる、というのが核になります。チームでの意思決定の質を高めたいときに効きます。

NASAゲーム

NASAゲームは、月面に不時着した宇宙飛行士という設定で、生き残るために必要な15個のアイテムに優先順位をつけるコンセンサスゲームです。個人で順位をつけたあと、グループで議論して合意を作り、NASAの模範解答とのズレを点数化します。45〜60分が目安です。

個人解よりグループ解のほうが正解に近づくか、それとも遠ざかるか。これがチームの議論の質を映し出します。声の大きい人の意見に流されたグループは、個人解より悪化することもあります。一方、論理と知識を持ち寄って合意したグループは、個人最高点よりも高くなる。研修ビジネスゲームの代表格として、いまも多くの企業で使われています。

砂漠からの脱出ゲーム(雪山・ジャングル版もあり)

砂漠で飛行機が墜落したという設定で、手元にある15個のアイテムに優先順位をつけるゲームです。コンセンサスゲームの雪山版(雪山で遭難)やジャングル版もあり、基本的な進め方は同じでシチュエーションだけが異なります。

NASAゲームよりも状況をイメージしやすく、議論に入りやすいのが特徴です。“まず移動するべきか、その場で救助を待つべきか”、“どのアイテムを優先するべきか”といった判断が分かれるテーマについて話し合うなかで、合意形成の難しさや意思決定のプロセスを体験できます。チーム内での役割やリーダーシップのあり方が見えやすいため、リーダーシップ研修やチームビルディング研修にも活用されています。

チームビルディングに使えるゲーム

チームビルディングゲームとは、メンバー同士の役割分担や協力、信頼関係の構築を体験的に学ぶための共同作業型ゲームです。「チームワークが大切」と説明されても実感は湧きません。しかし、「5分で塔を作ってください」と言われた瞬間、誰がリードするのか、誰が支えるのか、チームの特徴が一気に見えてきます。

ペーパータワー

A4用紙20枚だけを使って、チームでできるだけ高い塔を作るゲームです。テープものりも使わず、紙の折り方と組み方だけで競います。作戦タイム5分、組み立て5分くらいが標準です。

このゲームの面白さは、短時間でもチームの特徴がはっきり表れることです。作戦タイムで全員が意見を出すのか、一部の人が主導するのか。組み立ての途中で計画を柔軟に見直せるのか、それとも最初の案に固執するのか。限られた時間のなかで進めるからこそ、普段のコミュニケーションや意思決定の傾向が見えてきます。終わったあとの振り返りでなぜ崩れたのか、なぜうまくいったのかを議論することで、職場でも起きているチームの課題や強みに気づくきっかけになります。

マシュマロチャレンジ

マシュマロチャレンジは、スパゲッティ20本、マスキングテープ、紐、マシュマロ1個を使い、18分で自立する最も高い構造物を作るゲームです。ペーパータワーよりも材料の種類が多く、設計の自由度が高いため、試行錯誤のプロセスがより重要になります。

トム・ウージェック(Tom Wujec)のTED講演で紹介されてから世界中で広まったゲームです。興味深いことに、幼稚園児チームのほうが、MBA学生チームよりも高い塔を作ることがあるとされています。

MBA学生は議論で時間を使い切り、最後に組み立てて崩れる。子どもはとりあえず作って、崩れたら直す。その結果、限られた時間のなかで構造上の問題を早期に発見し、改善できるのです。

このゲームからは、最初から完璧な計画を立てることよりも、小さく試しながら学習することの重要性を学べます。変化の激しい環境では、長時間の議論よりも、まず行動してフィードバックを得る姿勢が成果につながることを実感できるでしょう。

人狼ゲーム

参加者が村人と人狼に分かれ、議論と推理で人狼を見つけ出すコミュニケーション型ゲームです。1ゲーム20〜40分程度で実施でき、発言力や観察力、情報整理力など、多様な要素が試されます。

近年では、コミュニケーションや意思決定をテーマにした研修・ワークショップで活用されることもあります。ゲーム中には、誰の意見を信じるか、どの情報を重視するか、少数意見をどう扱うかといった判断が繰り返されます。そのため、チーム内のコミュニケーション傾向や意思決定の特徴を振り返る題材として活用できます。

このゲームからは、情報が不十分な状況でどう判断するか、思い込みが意思決定にどう影響するかを体感的に学べます。また、自分が発言を主導するタイプなのか、周囲の意見を慎重に聞くタイプなのかといった行動特性にも気づきやすくなります。

一方で、人を疑うことが前提となるゲームのため、関係性が十分にできていないチームでは心理的な負担を感じる参加者もいます。実施する場合は、アイスブレイク後やチームビルディングが進んだ段階で活用すると効果的です。

部課長ゲーム

部長、課長、係長、平社員などの役職カードを参加者に配り、それぞれに異なる権限やコミュニケーションルールを設定した状態で課題に取り組むビジネスゲームです。限られた情報のなかで仕事を進めることで、組織内の情報伝達の難しさを体感できます。

例えば、平社員は係長にしか質問できない、課長は部長にしか報告できないといったルールを設けることで、情報が途中で欠落したり、解釈が変わったり、意思決定が遅れたりする様子が自然と生まれます。

このゲームからは、なぜ報連相が必要なのか、なぜ情報共有が滞るのかを体験的に学べます。また、自分が情報を抱え込む傾向があるのか、必要な確認を怠りがちなのかなど、日常業務におけるコミュニケーション上の課題にも気づきやすくなります。

報連相研修や組織コミュニケーション研修との相性が良く、普段の職場で起きている情報伝達の問題をゲームのなかで可視化できる点が大きな特徴です。

オンライン研修でも使える面白いゲーム

オンライン研修向けのゲームとは、Zoomなどのビデオ会議ツール上で、画面共有やチャット、ブレイクアウトルームを活用して実施できる研修ゲームのことです。対面と同じ熱量を出すには、設計の工夫が必要になります。

条件プレゼン

ランダムに与えられた3つの単語をすべて使い、即興で1分間のプレゼンを行うゲームです。例えば、「課長」「エクセル」「ラーメン」というお題なら、「課長がエクセルで分析した結果、昼食にラーメンを食べた日のほうが会議時間が短いことが判明しました」といった内容をその場で考え、プレゼンします。

一見関係のない単語同士を結びつける必要があるため、発想力や構成力が試されます。また、限られた時間で話の筋道を組み立てる力や、人前で話すことへの抵抗感を減らす効果も期待できます。

完璧な内容を目指す必要はありません。むしろ、短時間で考えをまとめ、最後まで話し切る経験そのものに価値があります。アイスブレイクやプレゼン研修の導入としても活用しやすく、20分程度あれば少人数のチームで全員が挑戦できます。

リモ謎などのオンライン謎解き

オンライン専用に設計された謎解き型のチームビルディングゲームです。参加者にはそれぞれ異なるヒントや情報が与えられ、ブレイクアウトルームなどを活用しながら情報を持ち寄って謎を解いていきます。所要時間は60〜90分程度で、有料サービスを利用して実施するケースが一般的です。

オンライン研修では、一部の参加者が発言しないまま終わってしまうことがあります。しかし、オンライン謎解きでは情報を共有しなければ先に進めないため、自然と参加者同士の会話が生まれます。特に、オンライン環境でのコミュニケーション促進やチームビルディングとの相性が良い手法です。

このゲームからは、情報共有の重要性や、役割分担しながら課題を解決するプロセスを体感的に学べます。また、普段は発言の少ないメンバーが活躍する場面も生まれやすく、チーム内の新たな一面を発見するきっかけにもなります。

専門サービスを利用するケースが多いため、実施にあたっては一定の予算が必要になることがあります。

研修ゲームを選ぶときに外せないポイント

研修ゲームを選ぶときに外せないポイントは、目的の明確化と振り返りの設計、そしてファシリテーターの腕です。この3要素が揃わないと、ゲームは“楽しかったね”で終わってしまいます。

目的を曖昧にしたまま盛り上がりそうなゲームを選ぶのが、よく見かける失敗です。まず「何のために実施するのか」を決めれば、候補は自然と絞り込めます。目的に応じた具体的なゲームの選び方は、次章で詳しく紹介します。

そして、ゲームそのものより振り返りのほうが学びを左右します。ゲームの最中に起きた行動を、なぜそうしたのか、職場での自分とどう重なるかを言語化することで、初めて経験が学びへと変わります。ファシリテーターは答えを教えるのではなく、受講者自身に気づかせる質問を投げかける役割を担います。“どのタイミングで議論が停滞したのか”、“職場でも同じことは起きていないか”。こうした問いがあるかどうかで、学びの深さや定着度は大きく変わります。

関連記事:【振り返りフレームワーク9選|目的別の選び方と使い分けを解説】

短時間で終わらせたい、無料で済ませたい、という制約も実務にはあるので、時間と予算と目的の3軸で選んでください。

目的別に最適なゲームを使い分ける

ここからは、代表的な研修テーマごとに、どのゲームをどう組み合わせるとよいかを具体的に見ていきます。

新入社員研修の場合、最初に必要なのは関係構築です。そのため、バースデーラインや共通点探しなどのアイスブレイクから始め、徐々にペーパータワーやマシュマロチャレンジのような協働型ゲームへ移行すると効果的です。心理的安全性が十分に形成されていない段階で複雑なビジネスゲームを行っても、活発な議論は生まれにくいでしょう。

報連相研修では、図形伝達ゲームと部課長ゲームを組み合わせやすいでしょう。図形伝達ゲームで伝える難しさを体感し、部課長ゲームで組織内の情報伝達や意思決定の課題を疑似体験することで、報連相の重要性を具体的な行動レベルで理解しやすくなります。

リーダーシップ研修では、NASAゲームや雪山遭難ゲームなどのコンセンサスゲームが良いでしょう。限られた情報のなかで意見を出し合い、対立を乗り越えて合意形成を行うプロセスは、リーダーシップやファシリテーションについて考えるきっかけになります。

オンライン研修では、条件プレゼンや謎解きゲームなどが活用しやすいでしょう。受講者が受け身になりやすい環境でも、発言や意思決定を促しやすく、画面越しでも主体的な参加を引き出せます。

まとめ|面白い研修ゲームは設計次第で本物の学びになる

研修ゲームは、目的を明確にし、振り返りを丁寧に設計すれば、座学の何倍もの学びを残せる手法です。座って話を聞くだけでなく、自ら考え、仲間と対話しながら学ぶことで、学習内容を自分事として捉えやすくなります。

一方で、ゲームを実施するだけで成果が生まれるわけではありません。ねらいに合った仕掛けを選び、ファシリテーターが受講者の気づきを引き出し、終わったあとに行動が変わるところまで設計してこそ、研修は活きます。

アップフォースでは、参加者が主体的に取り組み、記憶に残り、行動が変わることを目的としたワークショップ型の研修プログラムを設計しています。コミュニケーションやチームビルディングなどで、目的に合わせた研修のカスタマイズも承っています。