ウェルビーイング研修
ウェルビーイング研修とは、社員一人ひとりが心身ともに健やかに働き、自分らしく仕事に向き合える状態をつくるための研修です。健康やストレスへの対処だけでなく、仕事のやりがいや人間関係、自己理解、キャリアなど、働くうえでのさまざまな要素を見つめ直し、個人と組織の双方がより良い状態を目指します。
ウェルビーイングは、単に楽しく働くことや、心身の不調にならないことだけを意味するものではありません。自分にとって何が大切なのかを理解し、仕事に意味ややりがいを感じ、周囲と良好な関係を築きながら、自分らしく働き続けられる状態をつくることが重要です。
ウェルビーイング研修では、心身の健康、仕事のやりがい、周囲との関係性、キャリアや成長実感など、組織や対象者の課題に応じてテーマを設定します。参加者自身が自分の状態や働き方を振り返り、対話を通じて“自分にとってのより良い状態”を考えることで、日々の行動や職場での関係性につなげていきます。
ウェルビーイングと健康経営の違い
ウェルビーイングと健康経営は、どちらも社員が健やかに働ける環境づくりを目指す取り組みですが、その考え方や対象となる範囲には違いがあります。
健康経営は、社員の心身の健康を重要な経営課題として捉え、健康診断やストレスチェック、メンタルヘルス対策、生活習慣改善などを通じて、社員の健康を支援する取り組みです。
一方、ウェルビーイングは、健康に加えて、仕事のやりがい、人間関係、自己実現、キャリアなど、社員が“より良く働き、より良く生きる”ための幅広い要素を含みます。
ウェルビーイングを構成する5つの要素|PERMAから考える
ウェルビーイングを考える代表的なフレームワークの一つが、ポジティブ心理学の第一人者であるマーティン・セリグマンが提唱したPERMAモデルです。PERMAは、人が持続的に“より良い状態”で過ごすために重要な5つの要素を整理した考え方です。
ウェルビーイング研修では、PERMAの5つの要素を手がかりに、自分自身の働き方や職場の状態を振り返ります。自分にとって何が充実につながっているのか、どこに課題があるのかを考えることで、より良く働くために必要なことを具体的に整理していきます。
要素 | 内容 | 職場での実践例 |
|---|---|---|
Positive Emotion | 喜びや感謝、希望など、前向きな感情を持てる状態 | 感謝を伝える、互いの良い行動を認め合う |
Engagement | 自分の強みを活かし、仕事や活動に深く集中できる状態 | 強みを活かした役割づくり、ジョブ・クラフティング |
Relationships | 周囲との信頼関係や良好な人間関係が築かれている状態 | 1on1、対話の機会、心理的安全性の向上 |
Meaning | 自分の仕事や活動に意味や意義を感じられる状態 | 仕事と理念やパーパスとのつながりを考える |
Accomplishment | 目標に向かって取り組み、達成感や成長実感を得られる状態 | 目標設定、振り返り、成長の実感を共有する |
Positive Emotion|前向きな感情を育てる
仕事の中で感じる喜びや感謝、希望などの前向きな感情は、ウェルビーイングを支える重要な要素です。
日々の仕事では、できていないことや課題に意識が向きやすく、自分や周囲の良い変化を見落としてしまうことがあります。自分がどのようなときに前向きな気持ちになれるのかを振り返り、感謝や承認を伝え合うことで、職場のポジティブな関係性を育てます。
Engagement|強みを活かして仕事に没頭する
自分の得意なことや強みを活かし、仕事に集中して取り組める状態もウェルビーイングには欠かせません。
研修では、自分がどのような仕事にやりがいや面白さを感じるのか、どのような場面で強みを発揮できるのかを振り返ります。自分の強みを仕事の中で活かす方法を考えることで、主体的に仕事に向き合うきっかけをつくります。
Relationships|信頼できる人間関係を築く
職場で安心して働くためには、周囲との信頼関係や良好な人間関係が重要です。
研修では、参加者同士の対話や相互理解を通じて、互いの価値観や考え方を知る機会をつくります。相手の話を聴き、自分の考えを伝える経験を重ねることで、チームの心理的安全性や協働の質を高めます。
Meaning|仕事の意味や意義を見つける
自分が取り組んでいる仕事にどのような意味があるのかを実感できることは、働きがいやエンゲージメントにつながります。
研修では、自分の仕事が誰にどのような価値を届けているのか、組織の理念やパーパスとどのようにつながっているのかを考えます。日々の仕事を自分なりの意味づけで捉え直すことで、仕事への納得感や主体性を高めます。
Accomplishment|達成と成長を実感する
目標に向かって取り組み、自分なりの達成感や成長を実感することも、ウェルビーイングを支える重要な要素です。
研修では、これまでの経験や成果を振り返り、自分がどのような成長を遂げてきたのかを整理します。さらに、これから実現したいことや目標を言葉にすることで、次の行動につなげていきます。
PERMAを自分自身と職場のあり方に落とし込む
ウェルビーイング研修では、PERMAを学ぶこと自体を目的とするのではなく、自分自身や職場の状態を振り返るための共通言語として活用します。
自分にとって何がウェルビーイングにつながるのかを考え、参加者同士で対話しながら、より良く働くためにできることを具体的な行動に落とし込んでいきます。
研修では、対象者や組織の課題に応じて適切な問いを立てて、参加者自身の気づきや行動につながる形で活用することが重要です。
アップフォースのウェルビーイング研修の特徴
アップフォースのウェルビーイング研修は、講師が一方的に知識を伝える座学ではなく、問い・内省・対話を中心としたワークショップ形式で進めます。
ウェルビーイングについて知識を学ぶだけではなく、自分自身の心身の状態や価値観、仕事の意味、人間関係を振り返り、参加者同士で対話しながら、自分にとっての“より良い状態”を考えることを重視しています。
また、個人のウェルビーイングだけでなく、チームや組織のあり方にも目を向けます。一人ひとりがどのように働きたいのか、どのような職場であれば安心して力を発揮できるのかを参加者同士で考えることで、個人と組織の双方にとってより良い状態をつくることを目指します。
研修の中で得た気づきをその場で終わらせるのではなく、日々の仕事や職場での行動につなげることも大切にしています。自分自身が明日から取り組めることを具体的に考え、ウェルビーイングを継続的に高めていくための行動へとつなげます。
アップフォースのウェルビーイング研修ラインナップ
ウェルビーイングは、心身の健康だけでなく、仕事へのやりがいや自分の強みを活かせる感覚、周囲との良好な関係性、仕事の意味や成長実感など、さまざまな要素から成り立っています。
アップフォースでは、ウェルビーイングを一つの研修だけで実現するのではなく、組織や対象者の課題に合わせて、自己理解・キャリア・リフレクション・チームビルディング・心理的安全性など、さまざまなテーマの研修を組み合わせてご提案しています。
代表的な考え方の一つであるPERMAの5つの要素も参考にしながら、個人・チーム・組織それぞれの状態を捉え、より良く働ける環境づくりを支援します。
研修 | 主に関連するPERMA |
|---|---|
ウェルビーイング実践 | 5要素すべて |
自分のトリセツ | Positive Emotion / Relationships |
関係性デザイン | Relationships / Meaning / Engagement |
キャリアビジョン | Engagement / Meaning / Accomplishment |
リフレクション | Positive Emotion / Engagement / Accomplishment |
心理的安全性 | Relationships / Engagement / Positive Emotion |
アップフォースの研修に対する考え方や特徴については、私たちの想いで詳しくご紹介しています。

個人と組織が共に輝くウェルビーイング実践研修
ウェルビーイングそのものをテーマに、個人・チーム・組織の三つの視点から、より良い状態を考える研修です。
PERMAの考え方をベースに、自分自身のウェルビーイングを振り返りながら、周囲との関係性や職場のあり方にも目を向けます。一人ひとりが自分にとっての“より良い状態”を考え、組織全体でウェルビーイングについて対話するための共通言語を育てます。

自己理解と相互理解を深める“自分のトリセツ”研修
自分自身の価値観や強み、行動や思考の特徴を理解し、周囲との相互理解を深める研修です。自分がなぜそのように考え、行動するのかを言語化し、互いの違いを理解することで、職場でのコミュニケーションや人間関係をより良いものにしていきます。自分自身を理解することと、相手を理解することの両面から、安心して自分らしく働ける関係性づくりを支援します。

つながりの質を高める関係性デザイン研修
チームの関係性を見つめ直し、相互理解と協働の質を高めるチームビルディング研修です。レゴ®シリアスプレイ®メソッドを活用し、一人ひとりが自分の考えや価値観を可視化しながら、互いの想いやチームへの考えを共有します。全員が手を動かし、全員が語り、全員が聴く体験を通じて、普段の職場では見えにくい価値観や考え方の違いを理解し、心理的安全性とチームの関係性を高めます。

自分らしいキャリアを描くキャリアビジョン研修
自分の価値観や強みを見つめ直し、これからのキャリアや働き方を主体的に考える研修です。自分は何を大切にして働きたいのか、どのような強みを活かしたいのか、これからどのような仕事や人生を描きたいのかを考えることで、仕事の意味や働きがいを見つめ直します。自分らしいキャリアの方向性を明確にすることで、日々の仕事への納得感や主体的な行動につなげます。

経験を学びに変える振り返り研修
日々の経験を振り返り、自分自身の成長や変化に気づき、次の行動につなげる研修です。仕事の中でできたことやうまくいかなかったことを振り返り、その経験から得た学びを言語化することで、自分の成長を実感し、次の挑戦につなげます。定期的に自分自身や仕事への向き合い方を振り返る習慣を育てることで、日々の仕事の中で成長実感や達成感を得ながら、自律的に学び続ける力を育てます。

心理的安全性を高めるチームビルディング研修
安心して意見を伝え、相談し、挑戦できるチームづくりを支援する研修です。心理的安全性について理解するだけでなく、自分たちの職場やチームの状態を振り返り、一人ひとりがどのような行動を取れば、より安心して意見を交わし、協力できる環境をつくれるのかを考えます。一人ひとりの行動とチームの関係性の両面から、安心して働き、主体的に仕事に取り組める職場づくりにつなげます。
ウェルビーイング研修を導入するメリット
ウェルビーイング研修は、従業員の心身の健康を支えるだけでなく、仕事へのやりがいや人間関係、成長実感など、働くことに関わるさまざまな側面を見つめ直す機会になります。一人ひとりが自分にとっての“良い状態”を理解し、周囲との関係性や仕事との向き合い方を考えることで、個人のウェルビーイングと組織のより良い状態を同時に目指すことができます。
従業員が自分の状態を理解し、自律的に整える力を育てられる
ウェルビーイングを高めるためには、企業が制度や環境を整えるだけでなく、従業員自身が自分の心身や仕事への向き合い方を振り返り、必要に応じて調整できることも重要です。研修を通じて、自分がどのような状態のときに力を発揮できるのか、何にストレスを感じるのか、何に働きがいや充実感を感じるのかを考えることで、自分自身の状態を理解するきっかけになります。自分の状態に気づき、必要な行動を自ら選択できるようになることは、長期的に働き続けるための土台にもなります。
仕事へのやりがいやエンゲージメントを高められる
ウェルビーイングには、楽しく働くことに加えて、自分の仕事に意味を感じ、強みを活かし、成長を実感できることも含まれます。研修を通じて、自分が仕事で大切にしている価値観や強み、仕事を通じて実現したいことを振り返ることで、日々の業務を自分にとって意味のあるものとして捉え直すきっかけになります。仕事への納得感や主体性が高まることで、エンゲージメントの向上や前向きな行動につながることが期待できます。
職場の人間関係とチームの関係性をより良くできる
個人のウェルビーイングは、職場での人間関係とも深く関係しています。どれだけ一人ひとりが自分自身を整えても、周囲に相談できなかったり、意見を言いにくかったりする環境では、安心して働き続けることは難しくなります。ウェルビーイング研修では、自分自身の状態だけでなく、周囲との関係性やチームのあり方について考える機会をつくります。互いの価値観や考え方を理解し、安心して対話できる関係性を育てることで、心理的安全性の向上やチーム内の協働にもつながります。
自律的に成長し、挑戦できる組織づくりにつながる
ウェルビーイングには、自分らしく働きながら、新しいことに挑戦し、成長を実感していくことも含まれます。自分の強みや価値観を理解し、仕事の意味や将来のキャリアを考えることで、自分はこれから何に挑戦したいのか、どのような成長を目指したいのかを考えられるようになります。一人ひとりが自分の成長を主体的に考えられるようになることで、自律的に学び、挑戦する人材の育成にもつながります。
ウェルビーイング研修の期間と費用
ウェルビーイング研修は、目的や対象者に応じて、半日から1日程度を基本に設計します。心身の健康やセルフケア、働きがい、キャリア、心理的安全性など、組織の課題に合わせてテーマを組み合わせ、参加者同士の対話や内省を取り入れたプログラムをご提案します。
費用は、実施形式や時間、参加人数によって異なります。アップフォースのワークショップ型研修は、半日(3.5時間)27.3万円(税別)から、1日(7時間)45.4万円(税別)から実施しています。数か月後のフォローアップまで含めて設計する場合は、内容に応じて別途お見積もりいたします。ご予算やスケジュール、研修の目的に合わせて最適な形式をご提案しますので、まずはお気軽にご相談ください。
ウェルビーイング研修を成功させるポイント
ウェルビーイング研修では、研修で得た気づきを日々の行動や職場での対話につなげ、継続的に実践できる環境を整えることが重要です。
研修の目的を明確にする
ウェルビーイング研修といっても、目指す状態は企業によって異なります。従業員のセルフケアを促したいのか、働きがいやエンゲージメントを高めたいのか、心理的安全性やチームの関係性を改善したいのかなど、まずは研修を通じてどのような変化を実現したいのかを明確にすることが重要です。
組織の課題や対象者に合わせてテーマを設計する
ウェルビーイング研修のテーマは、組織が抱える課題や対象者に応じて設計することが重要です。心身のセルフケアを学ぶのか、働きがいやエンゲージメントを高めるのか、職場の人間関係や心理的安全性を考えるのかによって、適したテーマやプログラムは異なります。組織の状況や研修の目的を踏まえて内容を設計することで、参加者が自分ごととして捉えやすい研修につながります。
対話と内省を通じて気づきを深める
ウェルビーイングは、自分自身の状態や価値観を振り返り、他者との対話を通じて考えを深めることで、日々の働き方や人との関わり方を見直すきっかけが生まれます。講義だけで終わらず、内省や対話を取り入れた参加型の研修にすることが大切です。
研修後の実践と振り返りにつなげる
研修で得た気づきを一時的な学びで終わらせないためには、日常の行動につなげる仕組みが必要です。研修の最後に具体的なアクションを決めたり、1on1やリフレクションを通じて実践を振り返ったりすることで、学びを継続的な行動へとつなげることができます。
ウェルビーイング研修会社の選び方
ウェルビーイング研修を導入する際は、研修のテーマだけでなく、自社の課題や目的に合ったプログラムを設計できるかを確認することが重要です。ウェルビーイングは心身の健康だけでなく、働きがい、人間関係、キャリアなど幅広いテーマに関わるため、研修会社によってアプローチも異なります。
研修の目的や課題に合わせて設計できるか
まず確認したいのは、自社がウェルビーイング研修を実施する目的を踏まえて、プログラムを設計できるかどうかです。セルフケアやストレスマネジメント、働きがい、心理的安全性、キャリアなど、組織の課題に応じて適切なテーマを組み合わせられる研修会社を選ぶことが大切です。
知識を学ぶだけでなく実践につなげられるか
ウェルビーイングの知識を学ぶことに加えて、参加者自身が考え、対話し、研修後の行動につなげられるワークや振り返りが設計されているかを確認しましょう。講義だけでなく、参加者が主体的に参加できる研修であることも重要なポイントです。
講師の経験やファシリテーション力を確認する
ウェルビーイング研修は、講師が一方的に知識を伝えるだけではなく、参加者自身が自分の状態や価値観を振り返り、対話を通じて気づきを深めていくことが重要です。そのため、研修会社を選ぶ際は、担当する講師がこれまでどのような企業や組織、対象者に対して研修を実施してきたのかを確認するとよいでしょう。
特に、ウェルビーイングや心理的安全性、チームビルディング、キャリアなど、人や組織に関わるテーマでは、講師のファシリテーション経験が研修の質を大きく左右します。参加者の発言を引き出し、一人ひとりの考えを尊重しながら対話を深め、研修で得た気づきを日々の働き方や職場での行動につなげられる講師かどうかを確認することが大切です。
資格や認定の有無だけで判断するのではなく、これまでの研修実績やファシリテーション経験、参加者との対話をどのように設計しているかなどを含めて、自社の目的に合った講師かどうかを検討するとよいでしょう。
研修後のフォローまで考えられるか
ウェルビーイングは、研修で得た気づきを日々の働き方や職場での関わり方に活かし、継続的に振り返る機会を設けることが重要です。
研修後の1on1やリフレクション、チームでの対話など、学びを実践につなげる仕組みまで考えられる研修会社を選ぶことで、研修を一過性のイベントで終わらせず、継続的な行動変容につなげることができます。研修そのものだけでなく、実施後にどのようなフォローや振り返りができるのかも確認するとよいでしょう。
最新動向|ウェルビーイング研修のトレンド
近年のウェルビーイング研修では、心身の健康を支援するだけでなく、従業員が仕事や組織との関係を見つめ直し、より良く働き続けられる環境をつくることが重視されています。
健康経営や人的資本経営への関心が高まる中、ウェルビーイングは人材の定着やエンゲージメント、組織の持続的な成長にも関わるテーマとして捉えられるようになっています。
健康経営とウェルビーイングを組み合わせた取り組み
これまでの健康施策では、健康診断やストレスチェック、運動や睡眠など、従業員の心身の健康を支援する取り組みが中心でした。
現在は、こうした健康施策に加えて、働きがいや人間関係、キャリア、成長実感なども含めて、従業員がより良く働ける環境を考える企業が増えています。
ウェルビーイング研修においても、セルフケアやストレスマネジメントだけでなく、仕事の意味を考える機会や、職場での対話、心理的安全性、キャリア自律など、幅広いテーマを扱うケースが増えています。
人的資本経営の観点からウェルビーイングを捉える
人的資本経営では、人材を企業価値を生み出す重要な資本として捉え、その成長や活躍を支えることが重視されています。ウェルビーイングも、従業員が心身ともに良い状態で働き、能力を発揮し、成長し続けられる環境づくりという点で、人的資本経営と深く関わっています。そのため、ウェルビーイング研修も、エンゲージメント向上や人材育成、組織開発など、企業の人材戦略と関連づけて設計することが重要になっています。
個人だけでなく職場や組織の環境も含めて考える
ウェルビーイングは、従業員一人ひとりのセルフケアだけで実現できるものではありません。世界保健機関(WHO)も、職場のメンタルヘルスには、仕事の負荷や裁量、職場の文化、同僚や上司からの支援、キャリア開発など、職場環境そのものが影響するとしています。そのため、ウェルビーイングを考える際には、個人の心身を整える取り組みに加えて、職場の人間関係や心理的安全性、上司との関係、チーム内のコミュニケーションなど、組織の環境にも目を向けることが重要です。ウェルビーイング研修においても、セルフケアに関する知識を学ぶだけでなく、参加者同士の対話やチームの関係性を見つめ直す機会を設けることで、個人と組織の両面からより良い職場づくりを考えることができます。
出典:Mental health at work|世界保健機関(WHO)
効果測定とフォローアップ
効果測定では、研修への満足度に加えて、自分自身の心身の状態や働き方への理解が深まったか、仕事への向き合い方や周囲との関わり方に変化があったかなどを確認します。また、数か月後にアンケートやヒアリング、1on1などを通じて振り返ることで、研修後の行動変化や新たな課題を把握できます。必要に応じて、フォローアップ研修やリフレクション、チームでの対話の機会を設けることで、研修で得た気づきを継続的な行動につなげることができます。研修をきっかけに、従業員自身が自分の状態や働き方を定期的に振り返り、職場でも対話を続けられる環境をつくることが、継続的なウェルビーイングの実現につながります。
導入の流れ
アップフォースのエンゲージメント研修は、現場の課題や組織の方針に合わせて設計します。
STEP 1|お問い合わせ
まずはお問い合わせフォームよりご連絡ください。
研修の実施時期や対象者、現在検討されている内容など、分かる範囲でご記入ください。
STEP 2|ヒアリング
お問い合わせ内容を確認したうえで、担当者よりご連絡します。
研修を検討されている背景や、現在感じている組織・人材に関する課題、研修を通じて実現したい状態などをお伺いします。
STEP 3|研修プログラムの設計
ヒアリング内容をもとに、対象者、参加人数、実施時間、対面・オンラインなどの形式に合わせてプログラムを設計します。
企業ごとの課題や目的に応じて、既存のプログラムをカスタマイズすることも可能です。
STEP 4|研修の実施
対話やワークショップを中心に、参加者自身が考え、気づきを得られる場をつくります。
STEP 5|研修後の振り返り
研修終了後、必要に応じてアンケートなどを通じて、参加者の気づきや研修への反応を確認します。
STEP 6|必要に応じたフォローアップ(オプション)
研修で得た気づきを現場での行動につなげるため、必要に応じてフォローアップ研修や1on1、既存の人材育成施策と組み合わせた支援をご提案します。
よくあるご質問
ウェルビーイング研修とは何ですか
ウェルビーイング研修とは、従業員一人ひとりが心身ともに健やかに働き、仕事へのやりがいや周囲との良好な関係を築きながら、自分らしく働ける状態を支援する研修です。セルフケアやストレスマネジメントだけでなく、働きがい、エンゲージメント、心理的安全性、チームの関係性など、組織の課題や目的に合わせてテーマを設計します。
ウェルビーイング研修と健康経営研修の違いは何ですか
健康経営は、従業員の心身の健康を経営課題として捉え、健康診断やストレスチェック、健康増進などの取り組みを行う考え方です。一方、ウェルビーイング研修では、健康に加えて働きがいや人間関係、キャリア、成長実感などにも目を向けます。健康経営の取り組みと組み合わせることで、従業員がより良く働ける環境づくりにつなげることができます。
ウェルビーイングの5つの要素とは何ですか
代表的なフレームワークの一つに、ポジティブ心理学者のマーティン・セリグマンが提唱したPERMAがあります。Positive Emotion(ポジティブ感情)、Engagement(没頭)、Relationships(良好な人間関係)、Meaning(意味・意義)、Accomplishment(達成)の5つの要素から構成されます。アップフォースでは、PERMAなどの考え方を参考にしながら、企業の課題や研修の目的に合わせてプログラムを設計します。
どのような企業におすすめですか
従業員の心身の健康だけでなく、働きがいやエンゲージメント、職場の人間関係などを含めて、組織の状態をより良くしたい企業におすすめです。また、健康経営や人的資本経営の取り組みを人材育成や組織づくりにつなげたい企業にもご活用いただけます。
どのようなテーマを扱えますか
セルフケアやストレスマネジメント、働きがい、仕事の意味、心理的安全性、チームビルディング、キャリア自律、自己理解など、さまざまなテーマに対応しています。組織の課題や対象者に合わせて、複数のテーマを組み合わせたプログラムを設計することも可能です。
オンラインでも実施できますか
はい、オンライン・対面のどちらにも対応しています。参加人数や拠点数、研修の目的などに応じて、適した実施方法をご提案します。対話やワークショップを重視する研修では、参加者同士が十分に対話できる環境を考慮して形式を設計します。
研修とセミナーの違いは何ですか
セミナーは、知識や情報を学ぶことを主な目的とする場合が多いのに対し、研修では、学んだことを実際の行動や仕事に活かすことまでを考えて設計します。アップフォースでは、講師が一方的に知識を伝えるだけではなく、問いや内省、参加者同士の対話を取り入れ、参加者自身が気づきを得られるワークショップ型の研修を行っています。
参考資料・関連ガイドライン
本ページで解説している内容は、以下の公的機関が公表している資料も参考にしています。
